ミュージカル マタハリ感想
大阪3公演、東京3公演の計6公演を観劇してきました。
脚本はありきたりでしたが、演出と音楽と役者が良かったです。
メインのメロディーを他のシーンでも使うので、東京公演でやっとあのシーンあのシーンが同じメロディーって気づけました。
残念なのはパンフレットに歌詞が一曲も載っていないので、歌詞が覚えられない。
cdの発売を切に、切にお願いいたします。
ラドゥー役を和樹さんとシュガー、
アルマン役を和樹さんと東君、
の変則キャストでしたが、持ち味が違って面白かったです。
一押しは和樹ラドゥー×東アルマン。
柚木マタハリ
生きるためには何でもする人
生きるためにマルガレットの心は封印して、マタハリになった
手に入れたものは離さない、離すくらいなら死を選ぶ
和樹ラドゥー
マタハリへの愛で狂ってしまう人
自分の手に入らないなら、誰のものにもならないように殺してしまえ
個人的に和樹さんは狂信者がとても似合うので、何かに狂っていく姿を見るのがとっても好みです。
フランケンシュタインのアンリがまたみたいなぁ。
シュガーラドゥー
マタハリは気になるけど一時の迷い。
自分の意に添わないまらば処分する
和樹ラドゥーに比較するとまとも。
残念ながら怪物は住んでるようには見えなかった
和樹アルマン
警戒心の強い野良犬
東アルマン
甘えん坊の子犬
声はいいので、もう少し上手くなればミュージカルでよく見る顔になりそう
和樹さんが好きだからってのもあるけど、権力持ったこじらせたストーカーは恐ろしいですね。
戦争も人を狂わせるけど、才能に溢れる人も才能を持たざる人を狂わせる。
ひとりを守るか、多数を守るために少数を犠牲にするか。
前者がマタハリとアルマン、後者がラドゥー。
でもラドゥーはきっとマタハリが振り向いてくれたら、前者になったと信じてる。
このキャストだから通ったけど、キャスト変わったら行くかどうかわかんないな。